心晴れーしょん

いろいろ書いていきます。メインはポケモン。個別の育成論はリンクからどうぞ。

【マスボ到達勝率83%】セグレイブ軸壁積みサイクル

壁積みサイクル

* 【はじめに】
XYの序盤にメガガルーラに蹂躙されてポケモンをやめて以来、8年(9年?)ぶりくらいにポケモン対戦をやってみました。わりとスムーズにマスターボール級到達しましたので、記念に記事を残しときます。19-4ということで勝率82.6%って我ながら強いんじゃない??ってはしゃいでます。
「たかだかマスボ級いったくらいで何をドヤ顔で語ってんねん」と言われそうですが、久々のポケモンですぐマスボ級にいけたのが、それぐらいうれしかったということで多めに見てほしいです笑

初めてのマスボ級だけど、むしろ数字レートが出ないランクを初めてやりました

【構築概要】

 今回のテーマは「積みサイクル」です。5世代のころに流行った言葉なので死語になっていないことを祈ります。
 ポケモンのPTを作るときに大事にしないといけないのが、「表展開」「裏展開」だと思っています。相手の構築によって通せる展開を2パターン用意したいと思いました。

 まず表展開はまた今回の自分が8年ぶりのポケモン対戦なので、あまりごちゃごちゃ小細工をやっても勝てないと思ったので、壁を張ってエースで積んで倒すというシンプルな構築にしようと思いました。
 壁が貼れない裏展開は積みサイクルにしようと思いました。壁展開はエースで全抜きを狙いますが、積みサイクルは倒されても相性有利な後続が積んでいくという展開になります。そのため相性補完のいい積みエースを並べました。

 壁をオーロンゲに任せることになりますが、オーロンゲが選出しづらそう(タイプ相性や挑発持ち)なときは、キノガッサの胞子やミトムのスカーフトリックで起点を作りにいきます。
 それも難しそうなら積みエースを倒した相手をまた別の積みエースが起点にして圧をかけていく積みサイクルが使います。一貫の取りやすい地面セグレイブと、前座として相性補完のいいHSサーフゴーとHSウルガモスで積みサイクルを形成しました。壁があってもなくても展開していけるのがこの構築の魅力だと思います。

例)初手キノガッサキノガッサを受けに来る草タイプ相手にウルガが舞う→ウルガを倒した相手にセグレイブが舞う

【構築紹介】

キノガッサ@たすき

いじっぱり、テクニシャン、草テラス
140(36)-200(252)-105(36)-x-81(4)-113(180)
タネマ マッパ じならし ほうし


マッパでマスカーニャ確1、サザンドラが超高乱数1発
陽気キノガッサマッハパンチを2耐え

 鬼のAつっぱキノガッサ。A特化にすることでマッパでマスカーニャが確1、無振りサザンが98%ぐらいの超高乱数1発になる。
 現在の環境的に準速にする意味が薄いと感じて耐久に回している。現在の環境のSラインがどいつもこいつもキノガッサ抜きにしてあるだろうと考えた。よって「キノガッサで先攻胞子を打てる相手=Sを振っていないポケモン」なので、準速からさらにSを落としても大丈夫だろうと思った。
 いじっぱりにすることによる弊害はガッサミラーでマッパで先制を取られることなので、マッパ2耐えにしている。いじっぱり耐えまでいくとだいぶSを落としてしまうのでとりあえず陽気耐えにとどめている。
 ・正直対策されすぎてあまり強いと思っていないが、相手の選出誘導能力が非常に高いのがよい。PTの先頭にキノガッサを置くことで、相手にキョジオーンやサーフゴーの選出を強制させることができるのがえらい。


ロトム(水)】@スカーフ

おくびょう、ふゆう、電気テラス
H4 C252 S252
ドロポン 10万 ボルチェン トリック

・特に何の変哲もないスカーフロトム。ヘイラッシャまで考えるとメガネにしたかったけれど、PT全体のSラインがだいぶ低いのでスカーフでの採用。
・スカーフトリックで積みの起点を作ったり、ボルチェンして有利対面を作っていきたい。水技や電気技は通りがよいのがいいですね。
・初手にステロ巻いたり小細工してきそうなポケモンがいるときに選出します。


【オーロンゲ】@粘土

わんぱく、いたずらごころ、テラスフェアリー
H252 A4 B252
ウルクラッシュ すてゼリフ リフレクター ひかりのかべ

・壁張り要因。ドラパルト・サザンドラ相手の初手対面に有利なのが、今の環境においてまじで強い。ドラパルト相手にはとんぼ警戒でリフレク、サザン相手にはひかりのかべから入る。通常サザンにすてゼリフは失敗するけれど、テラスしたサザンにはすてゼリフが入るので、何がどう転んでも強い。
・両壁張ってすてゼリフするのが一番理想。
・ソウルクラッシュはサザン対面に有利なので採用しているが、サザンがテラスチェンジしたり、サーフゴーが飛んできたりするのでかみくだくに変えたほうがいいかもしれない。

【サーフゴー】@おんみつマント

ひかえめ、おうごんのからだ、テラス飛行
ゴールドラッシュ、シャドーボール、わるだくみ、自己再生

Twitterを徘徊していて見つけた調整。ガッサに対して飛んでくるキョジオーンに後投げできるのがえらい。
・人様のアイデアをドヤ顔で語るのもあれなので、簡潔に。
 1、おんみつマントをかぶるとキョジオーンのしおづけのスリップダメージが発生しなくなる。
 2、テラス飛行にするとキノガッサのじならしが入らなくなる
詳しくは作成者様のブログで→
【マスターボール級到達・オンライン大会優勝】カイリューヘイラッシャサイクル - Out of the blue

ウルガモス】@お盆

控えめ、ほのおのからだ(むしのしらせ)、テラス鋼
H244 B86 c28 d36 s116
むしのさざめき 火炎放射 テラバースト ちょうのまい

・HP16n-1
・最速キノガッサ抜き
・ドドゲザンのドゲザンを高乱数2耐え(92%)
・CS臆病ミトムのドロポンを高乱数2耐え(93%ぐらい)

・サーフゴー対策。後出しからシャドボを2耐えできるので、1舞放射を打ち込める。
・またサーフゴーを狩りに来た悪タイプに後投げして積みの起点にできるのも強み。
・以上の2つのために耐久に多めに振っている。火力はちょうのまいで補う前提。
・テラスタイプ鋼はカイリューなどのドラゴン・飛行対面にやることなくなるのが嫌なので採用。(本当はテラスフェアリーがよかったけどテラスピースがなかった)。ただ一度当たったキラフロル対面はこれのおかげで舞うことができたので、本来どうしようもない岩タイプに強くなるのはgood。

【セグレイブ】@やわらかいすな

いじっぱり、ねつこうかん、テラスタイプ地面
つららばり、きょけんとつげき、じしん、りゅうのまい
H4 A252 b28 d4 s220

・HP16n-1
・Aぶっぱで火力確保
・最速キノガッサ抜き


・つぶてが不採用なので、キノガッサ抜きまでSを振った。Sを落としてラムを持ったらキノガッサに勝てるので、ラムならつららをつぶてにするのもありかも。
・ちまたで話題のテラスタル地面のセグレイブ。じしんの一貫が出るならテラスタルを切りたいが、安易にテラスタルするとスカーフ持ちのロトム水にドロポンを打ち込まれるので注意。
・やわらかいすなを持つことによって、HB特化のてっぺきキョジオーンをテラスタルじしん2発で突破できるようになる。
・特性でラウドボーンからの鬼火が入らないのがえらい。

(技構成の話)
・1舞したあとにミミッキュカイリュー、たすき持ちを倒せるようにするためにつららばりは入れたい
・ドラゴン、こおりに加えてのじしんはめちゃくちゃ範囲が広くなるので採用。
・舞ったあとに水ロトムで止まるのが嫌なのできょけんとつげき

※計算上超低乱数(0.39%)を切っている(99.61%で耐える)場合でも2耐えと表記している場合があるのであしからず。

【展開方法】

よくある展開サンプルを。ポケモンの例出してますけど、後出し性能の高いポケモンを多めにしているので、基本はセグレイブを最後に出すまでにほか2体で削りきれる状況を作りたいですね。
①壁展開
「オーロンゲ+ウルガモス+セグレイブ」
初手オーロンゲがいたずらごころで壁を張って、オーロンゲに強いフェアリーや鋼を起点にウルガが舞います。ウルガを倒した相手にセグレイブが舞って勝ちます。

②起点作り展開
「ミトムorガッサ+ウルガモス+セグレイブ」
 オーロンゲが使えないとき、起点をどうにかして作らないといけません。そのためスカーフトリックや胞子で起点を作りにいきます。この展開で一番嫌なのが後出しのサーフゴーです。トリックも胞子も効かないので、ウルガモスで起点にすることが多いです。

③積みサイクル
ウルガモス+セグレイブ+サーフゴー」
一応こんな選出もできますよって感じです。サーフゴーとウルガモスでサイクルが回せるので、2体で削ったあとにセグレイブが隙を見て舞います。

【おわりに】

 最初に書いたとおり、まだ23戦しかやってないので見えていない弱点などがあると思います。PTをどうみてもヘイラッシャが重そうなのですが、まだヘイラッシャに遭遇していないので、今後の課題はヘイラッシャをどう処理するかだと思います。
 五世代の亡霊がはしゃいで書いた文章ですが、なにか参考になるものがあれば幸いです。お読みいただきありがとうございます。